みらいブログ

2023年4〜6月

6月のみらいブログ

親子遠足で思ったこと

5月は新緑の中、幼児クラスの親子遠足がありました。それぞれのクラスが目的をもって自分たちで考えて決めた公園へ行き、親子でゲームを楽しみお弁当を食べ沢山遊びました。

以前は大型バスで移動をしましたが、普段の移動手段が車社会になっている今は、親子で手をつないで歩いて目的地へ行くという形にしました。

子どもたちにとっては散歩の延長にある遠足ですから、お父さんやお母さんを自分たちのホームを案内するという心持ちで長い列を歩いていました。

親子遠足の内容をサークルタイムで話し合って決めてきたので、1日の見通しを持って当日を過ごしていました。こうした姿はそれまでの日々の保育の積み重ねがあっての事です。

私が付き添いで行ったクラスでは、遊具が無い場所で虫探し、かくれんぼ、しっぽとり等を大人も子どもと一緒になって遊んでいました。どちらも笑顔で見ているだけで楽しくなりました。しかし、中には保護者から離れなかったり、ちょっとわがままを言いたくなる姿も見受けられました。親心としては複雑な心境だと想像できますが、そういう気持ちを表すことができる関係性も大切だと私は思って微笑ましく見ていました。

子育ての真只中にいた時は、「何で〜」と自分や子どもを責めていましたが、そんな時も人生には必要だと今は思えますし、その当時は先輩から優しい言葉をかけて貰っていました。

親子遠足はコロナ禍でも実施してきましたが、5類へ引き下がりマスクも個人の判断となって、社会の人の流れが活発になっての遠足は気持ちが違いました。お弁当も距離をとらずに会話をしながら食べ、大人も子どもも一緒に話笑い合える日常の風景を見て心が軽くなりました。子ども時代にたっぷりあそびこめる日々の大切さ、人とのつながりの素晴らしさをこれからも、ドキュメンテーションで発信していき、一人一人の成長を保護者の皆さんと共有していきたいと思います。

乳児クラスは、手作りのお弁当を喜んで食べていました。

心に残る1日になりました。ありがとうございました。

5月のみらいブログ

子供たちの成長と大人たちの成長

清水みらい保育園を巣立って行った子どもたちが、入学式のあとに園へ来てくれました。
数日合わなかっただけなのに、みんな小学生の顔になりピカピカ輝いていました。

うれしさと不安が入り交ざっていることが、「園長先生は何で小学校に来ないの」というつぶやきや、別れ際しばらく抱きついて「パワーをためてく」と手に力が入る姿から感じ取ることができました。大きなランドセルを見送りながら「きっと、皆なら大丈夫」と思いました。

今年は新入園児と共に保護者さんも慣らし保育に参加してもらいました。そのおかげで、穏やかな空気が流れる令和5年度の4月となしました。
こうして、3月に成長した子どもたちを見送り4月に小さな子どもたちを迎える生活を何十回と繰り返してきました。成長するのは子どもだけではなくその親も成長しています。

子育ては自分育てでもあります。私自身もそうなのか?成長しているのか?と疑います。自分の悪い所が少しでも減っていればよしとしよう…

5月は親子遠足があります。近隣の公園へ親子で手をつないで歩いていきます。車社会の現代では保育園の送迎は車がほとんどです。親子で歩いて登降園する人数はごくわずかですから、保育園の行事では手をつないで一緒に歩き、公園で一緒に遊んでほしいという思いがあります。

いつも車窓から見る景色、友だちと歩く散歩コースが新鮮に目に映り、後に遠足の思い出がより深く心に残ることでしょう。同じく、乳児さんは手作りのお弁当を友だちと一緒に食べる楽しさと愛情がこもったお弁当の思い出は心の奥深くに残ることでしょう。そして、空っぽのお弁当箱や食べ残しのあるお弁当箱を見て「多く入れすぎたか〜」「おいしかったかな?」と子どもとの会話も良い思い出になります。

後は天気が見方をしてくれることを願うばかりです。

4月のみらいブログ

新年度を迎えて、これからの保育

またまた春がやってきました。今年はコロナ対策のマスクは無くなりますが花粉対策のマスクはまだ外せません!!それでも、気持ちが明るく新年度を迎えることができました。

とはいえ、感染症は目に見えないものなので予防対策を続けて健康な1年を過ごしていきたいです。

新保育指針が開示してから早6年が経ちました。保育の見直しを始めてから6年間をみらい保育園で過ごした子どもたちは4月から1年生です。友達想いで、発明家、力を合わせて前に進んで行く力が育まれたのも、入園当初から一人一人の個性を大切にして出来ることもできないことも認める大人(保育者)がいつも傍にいたからです。

保育の見直しと一言でいうのは簡単ですが実際行ってみると多くの壁が立ちはだかっています。(現在進行形)その壁一つ一つを乗り越えられる原動力は子どもの笑顔です。

それから、一緒に働くみらい保育園の職員、保護者、地域の方、関係機関、それから専門職の諸先輩方や静岡市の園長先生方の力を借りて今があります。

「変わる」と言うことは容易ではありませんが、コロナウイルス感染症の影響では恐ろしいほどのスピードで社会が変わったのですから、子どもの育ちを大切にする保育を日々変化する社会と共に変わっていかなくてはならないと考えます。

過去に引っ張られずに、変えてはいけない事、変わらなくてはいけない事を日々考えながら保育現場に立っていこうと思います。

今年度も、子どもの安全と安心を守っていきます。