みらいブログ

2023年1〜3月

3月のみらいブログ

今年度を振り返って

先日年長クラスの子ども達と一緒に、小学校見学に行きました。保育園にいる時は、体が大きくなったと感じますが、学校へ行くと小さく見えましたが、胸に抱く希望がどんどん大きくなっている様子が表情から伺え知ることができました。

校内を歩いていると懐かしい顔が見え、一人ひとりの歩みで小学校でも確実に成長をしていることが伝わってきました。また、一人一人がパソコンに向かう授業風景がどの学校でもあり、教育現場の急速な変化を目の当たりにしました。

これから先の教育は、社会の変化に柔軟に対応していかなくてはならないのでしょう・・
それに教職員の皆さんが追い付いていくことはとても困難な事だと想像できます。

保育の世界にもICT導入が広がっていますが、いざ導入しても思うように使いこなせずにいる園もあるようです。子どもたちはスマホには慣れているので「草花を調べて」「スマホに話しかければいいんだよ」「ググってごらん」等など大人顔負けに使い方を知っています。

きっと、PCの使い方もすぐに覚えて使いこなせるのでしょう。 その中で、使い方を間違えないための教育も小学校では必要になるはずなので、学校の先生がそれを担うのか?
外部委託をするのか?ただでさえ、忙しい教育現場に心の余裕は削がれていくのでしょう。

今年度6月に行った、人形劇俳優の平常さんの「ピノッキオ」を先日観劇してきました。その中で、『大人は働いた分だけ、しっかり休んで・・・・』というメッセージがありました。これは、すべての大人に伝えたいと思いました。他にも、素敵なメッセージが散りばめられた夢のような時間を過ごしました。5月にはコロナも落ち着くのかな?新たな1ページがまた開きます。今年度も、保育園の運営に理解して頂いた保護者の皆さん、げんきな子ども達、素敵な職員の仲間に感謝して令和4年度に別れを言いたいと思います。

みらい保育園に関わった皆さまありがとうございました。
また来年度もよろしくお願い致します。

2月のみらいブログ

保育者の未来を考える

保育を見直して6年が過ぎようとしています。

保育に正解はないと言います。正解がない方が難しい?正解がない方が楽しい?これもまた、人それぞれの考え方があります。

目の前にいる子ども達は、自分に自信を持ち生活を営んでいます。大人が望むことを押し付けることを止めるだけで、大人も子どもも気持ちに余裕ができることが保育の質向上になり、ニュースをにぎわせている「不適切な保育」は無くなると思います。また、保育士の賃金改正は必須ではないかと強く主張します。

核家族が当たり前、共働き家庭が当たり前、長時間保育が当たり前の社会の中で、小さな命を預かり保護者に代わって育児をし、教育をする。怪我がないように見ていてもほんの一瞬のすきにケガが起きてしまう。怪我をさせてしまった・・・と自分を責めながら、ケガの連鎖が起きないように周囲へ注意を向けています。

子どもが寝ている間も睡眠チェック、一日の振り返り、クラス内での話し合い、連絡ノートの記入、行事の準備、掃除洗濯、ミーティング等の雑務をこなしています。

職員間とのコミュニケーションも仕事をする上では重要ですし、保護者とのコミュニケーションも大切です。サービス残業は減っても、ケガをすれば報告書や対策を立て書類作成の仕事が発生します。他にも、日誌やウイークリー、お便り等の事務仕事があります。

人間形成の最も大切な乳幼児期を預かる職業の専門性を、もっと世の中に発信して保育者を守っていかなければ保育士不足はこれからも続いていくと思います。当然私たち保育者自身の質も問われるわけです。その責任の重さを感じながら今すべきことは、日々の保育を振り返り一人一人の子どもの最善の利益を守り、園長として保育園の職員の一人一人の幸福度を守る園作りをすることだと考えています。

1月のみらいブログ

2023年が始まります

2023年が始まります。今年はどんな1年になるのでしょう。

昨年は保育園が関わる事件・事故のニュースが多くありました。世界では戦争が続き、同じ青空の下には恐怖に震える子ども達がいるということを忘れないようにしたいと思います。

みらい保育園も年末に大掃除を済ませ、お飾りと鏡餅を用意して準備万端で長期のお休みに入りました。お休み明けの子ども達からどんな話を聴くことができるか楽しみです。

さて、お正月といえばお年玉ですね。

今年は各クラスへ玩具のお年玉を用意しました。それぞれのクラスの先生が子ども達にとって何がいいのかを考えて決めました。子どもの喜ぶ姿を想像しながら考える時間も楽しかったようです。

これからのお年玉はどうなっていくのかしら?今は買い物もスマホやカード決済が当たり前になっていますから、子どもがお金に触れる機会は随分と減っていると感じます。お店屋さんごっこでも、スマホをかざす仕草をしていますからお年玉で硬貨や紙幣を見ても、お金だと分からなくなる時代ももうすぐそこまで来ているかもしれないと想像しています。 ここ数年の時代の変化の速さについていくのが大変ですが、子どもの世界は昔とあまり変わらないと思っています。ケンカをしてもすぐに仲直り、水と土があればいつまでも遊べる遊びの天才!!虫や自然現象に感動できる純粋な心!毎日を懸命に生きる子どもと一緒に過ごせる幸せは保育士の宝です。

保育園は安心して、安全に過ごせる場所でなくてはなりません。

その為には、70年も前に決まった配置基準や保育士の給料の見直しを国が進めなければ保育の質も低下し、何より乳幼児教育に携わりたいとい人材がいなくなるのではないでしょうか・・・明るい未来の為には子供たちの養護教育を充実させるべきだと声を大にして言っていかなくてはダメだなぁと思っています。地方の片隅で発信していきます。