みらいブログ

2023年10〜12月

11月のみらいブログ

教育現場から学ぶ保育現場

先日飯田東小学校からお誘いがあった「子どもを語る会」へ参加しました。

初めての開催と言うことで、近隣の保育園やこども園と小学校の先生とざっくばらんに話をしてきました。

小学校教育の現場も大きく変わって来ていることが分かりました。また、先生方のご苦労も私達保育現場と重なる事柄が多々ありました。それから、私達の常識と学校の常識の違いがあるのだと改めて知る機会になり学び多き時間となりました。

その中で小学校から「年長は文字の学習の時間を特別に作っていますか?」という質問がありました。そこにいた3つの園では年長になってからといって特別に取り組むことは無く、乳児からの発達の積み重ねと遊びの中で文字覚えていく保育をしているという返答をしました。

みらい保育園では、「自分の名前を書くことができ、文字が読めて、本が好きな子を目指しています。数字も10までの概念が分かって卒園出来るように保育をしています。それと、お箸と鉛筆が正しく持てるようにしています。」お箸と鉛筆の持ち方を小学校では教えることができないので、保育園と家庭でそこはしっかりと身に着けてあげたいと思いました。

保育園側からは、0歳から身体全体を使った動きで体幹をしっかり育てながら、腕や足、手のひら、指先遊びを通してバランスの良い体を作っていくことが、着席して授業を受ける所へ繋がっていくことを伝えました。

小学校では、多様性を認めながら個々にあった学習の場を提供していく流れになっている事や、ずっと座っているだけの授業は無くなっている事などを教えて頂きました。保育現場と同じように教育現場も変革の時期だと実感しました。この多様性は子どもに限らず私達大人も同じく、お互いの違いを認め合ってみんなが安心して生活できるようにこれまでの古い考えに縛られず、情報を上乗せして自分の意識を変えていかなくてはならないのです。

【これからも、小学校と連携を密にとっていきましょうと締めくくりました】

11月のみらいブログ

子供達の身体づくりを支える人たち

猛暑日、夏日はいつまで続くのでしょうか・・・・

今年の夏は顔面からも汗が噴き出る程の暑さでした。10月になったら涼しくなるのかならないのか、正に予測不能ですね。

保育園やこども園には、保育士以外の職種の方々がいます。中でも、給食を作る調理員や献立を考える管理栄養士は子どもの身体を作る要です。調理室の室温はガスを使う事で上がる一方です。扇風機、エアコンを使った所で涼しくはなりません。そんな過酷な環境でも、倒れずに毎日お給食を丁寧に作り、子どもたちの食べ具合をみて味の調整や調理の工夫をして、食欲が落ちていても栄養が取れるように日々考えて実践しています。

そんな努力もむなしく残食が多い日は申し訳ない気持ちになります。

給食室から毎月発行しているお便りには、子どもとのエピソードが必ず載っています。 保育士とは違う視点のエピソードは「へえ〜こんなことを考えているのか」「こんな一面を持っているのか」と気づきがあります。作る人と食べる人の直接的な関りが自然と出来るといつもの給食も美味しくなると思います。

保育士の働き方改革も大事ですが、調理員の働き方も考えていかないと子どもの健康な身体作りが危うくなってしまうと考えます。

毎日200食、その中には離乳食、アレルギー除去食があり、食材の大きさを考え、異物混入が無いようにと気を使いながら、時間内に完成させなくてはならない仕事です。

調理師さんは、未来を担う子ども達がの丈夫な身体を作るためにはなくてはならない大事な存在です。