子育てコラム

1月のコラム

最後の「イチロー杯」でのメッセージに思う

大リーグのマリナーズなどで活躍し、今年現役を引退したイチローさんが、出身地の愛知県で長年行われてきた少年野球大会の最後の表彰式に出席したなかで子供たちに向けて、「今は先生たちが厳しく教えることが難しい時代なので、自分自身を自分で鍛えて欲しい」と話していました。世界で活躍してきたイチローの言葉は胸に刺さりました。

保育の中でも、「自律」と「他律」というキーワードが出てきています。この時の律は「ある価値観や信条にもとづく規範やルール」のこと。さまざまな事柄を判断し、行動する基準となるものをいいます。「自律的」=自分自身で律を設け、それによって判断・行動する。
みらい保育園の「自分で考えて行動する、自己管理ができ、自己責任を負うことができる大人」を目指した保育と同じことです。「他律的」=他者が設けた律によって、判断・行動する。これは、公共のマナーや家族のルール、保育園生活のルール等が当てはまります。

私の中学校の校訓が、「自ら学び 自ら働き 自ら律する」だったことを思い出しました。当時は反抗期真っただ中の私の心には何一つ響きませんでしたが、今となってみると何て深い校訓何でしょう!!30数年前、学校で1番厳しいといわれていた先生のクラスになりました。その頃は、竹刀を持ち歩く先生がいたりと校内暴力もあった時代でしたので、愛のムチは日常茶飯事だったように記憶しています。私は普通の女子中学生でしたが、一度だけ担任に全校生徒が集まる朝礼でビンタをされました。部活で表彰されるときの態度が良くなかったのか返事の声が小さかったのか・・・とにかく、立ち上がった私に向かって突進してきたと思ったら目のまえに星がキラキラとんでいました。後にも先にも他人から叩かれたのはこの1回だけ(だったはず・・・)ですが、愛よりも痛みの方が大きかったなぁ〜

そのころは、自分に非はないと思っていましたが、先生の目から見た私の態度が悪かったのだと大人になった今は先生の気持ちがわかるような気がします。その先生は厳しさもありましたが、愛情が深く何事にも真剣に向かい合う姿を見せてていたので、生徒からの信頼は厚かったです。でも、時代が移りかわる中で厳しい指導ができなくなっていき先生の指導方法も変えていったと聞きました。

私は「他律」から多くのことを学ぶなかで「自律」の力をつけてきたような気がします。
最初は家族という小さな集団の中で、それから、地域、保育園や幼稚園、小学校と大きな社会へと移りかわっていき、さまざまな人との出会いから学びがあるのだと思います。

「ルールを守る・約束を守る」大人の姿を子供は見ています。何気ない一言を子供は覚えていますね。例えば、スーパーやコンビニで、「お菓子はまた今度ね」を子供は覚えていますが、言った大人は・・・・忘れてしまいますね。交通ルールも、信号の黄色と赤は止まれです。交通安全教室で子供が、「黄色は急ぐ」と言ったことがあります。それを聞いた警察の方は苦笑いでした。やはり、私たち大人が身をもって良いお手本をやって見せる事が大切です。イチローさんの言う「自分自身を自分で鍛える」大人の姿を見せていかなくてはなりません。子育ては自分育てですね。大人も頑張りましょう!!