子育てコラム

8月のコラム

キャンプdayでの取り組み

新型コロナウイルス感染症は変異しながら、私たちの生活をも変化させています。世界では、タリバン政権の復権、人種差別、ジェンダー差別等様々な動きがあります。歴史が動いていることを実感し、地球規模の環境問題に目を向けると、子ども達のみらいは本当に予測不能です。

今年の年長クラスのキャンプdayは緊急事態宣言の中でしたが感染予防対策をとりながら行いました。子どもが主体の保育とは?を問い続けながら保育の変革を始めて4年目の夏です。キャンプdayまでの取り組み方を見直すところから出発しました。

大人がお膳立てすることはやめよう!!子どもたちが分からない事を調べて、話し合いを重ねていくことに重点を置き、当日失敗しても「どんまい」と笑い合い、キャンプdayが過ぎてからリベンジして卒園するまでに成功体験が出来るように長期で考えることにしました。子どもたちは興味に応じて「火起こし」「虫取り」「おばけ」「カレー作り」に分かれて活動をしました。

経験値の浅い子どもなので、ヒントは出していきますが、そのヒントを生かすかどうかは子ども次第という事で、保育士にとっては忍耐力が必要となります。なぜなら、保育士は子どもが失敗しないようにしてあげたいという気持ちが強いので、ついつい、転ばぬ先の杖となりたくなるのです。

幼いころに挫折を沢山経験すると、しなやかな心が育ち将来壁にぶつかった時に乗り越えることができると思いますので、今回は「失敗は成功のもと」の体験をしてほしいと願いサークルタイムを取りながら子どもを信じて先生たちが頑張ってくれました。

子どもたちはというと、昨日決めたことは一晩寝るとすっかり忘れ、しばらくリセットを繰り返す日々でした。私も時々「○○どうなってる?」と問いかけるのですが「忘れた!!」とあっけらかんと言い放つ子どもたちに笑うしかありませんでした。でも、各グループにはしっかり者が必ずいるものです。「どうしよう・・・」と悩み、家族と相談をして何とか一歩前進しようと頑張り出すとその輪が少しづつ広がっていきました。

キャンプdayをミニキャンプファイヤーで締めくくりました。火の神が登場すると空気が変わり静かに耳を傾け炎も見つめていました。本物の火に触れる機会がほとんどない子どももいますので、火の神秘性や火の有難さをこのキャンプdayで感じ取ってくれたと信じています。

また、若い保育士もこの活動からたくさんの事を学んでくれただろうか・・・
来年のキャンプdayがより豊かになることを夢見て8月を締めくくります。