子育てコラム

7月のコラム

物の見え方

 

「なんだか、視界がぼやけるなぁぁぁ」と感じたものの、生活に不便はなかったのでそのまま過ごしてきましたが車の運転は危ないと、眼鏡を作ろうとデパートの眼鏡屋さんで視力検査をしました。すると「見えません」「わかりません」の連続・・・・ なんと、乱視、近視、老眼と三拍子!!1.0に合わせた眼鏡で周りを見ると、目が回る〜人との距離感が全く変わってしまいました。(大袈裟ですが)

 

とりあえず、遠近両用は無理そうなので、近いところ用と日常用の2本の眼鏡を作ることになり、0.7に合わせて貰いました。眼が悪いことにもショック、出費も2倍でダブルショックです。

 

気持ちを取り戻して、眼鏡をかけた生活を始めると「今まで見えなかったものがクリアに見えました」まず、家の汚れが・・・・自分の顔が・・・・見なければ良かったと心の底から思ったのです。大きく見えていたケーキが小さく見えて損した気分です。今までの見え方との違いに驚きばかりでした。

 

この一件から思ったことは、物の見え方は人それぞれ違うのだろうという事です。レンズ1枚で世界の見え方が違うのですから、人が違えば見え方も、感じ方も、物事のとらえ方も千差万別は当たり前。発達障害について学んでいた時によく、物の見方とらえかたの違いについての話を聞き想像していましたが、もしかしたらこういう事なのかもしれないと実感しました。(実際は違うかもしれませんが・・・・)

 

保育の中では、同じものを見ても子供一人一人の感じ方や表現の仕方が違って私はそれがおもしろいと感じます。同じ空を見上げていても、雲の形を見ている子、空の青さを見ている子、雲の流れる様子を見ている子がいます。子どもの表情や目線から子どもの気持ちや興味がどこにあるのかを想像することが楽しいです。

子どものつぶやきを否定せず、一緒に面白がる大人が近くにいることが考える楽しさや想像する力がつくのだと思います。自分が発した言葉を受け止めてもらえるという事は、大人も同じです。相手を思いやる心も育っていきます。

 

どんなに年齢を重ねても、相手を思いやる気持ちを持ち続ける人に育って欲しいと願いながら子供の傍らに寄り添える幸せを感じます。